「メーターの振れがおかしい」「ブロックコンデンサがお漏らし」に続いて同じ個体が
また作業台に戻ってきた。
三度目の今回は「内部から煙が出た」ということらしい。
(前回、「足」を付けたような気がするがなあ・・・)
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また作業台に戻ってきた。
三度目の今回は「内部から煙が出た」ということらしい。
(前回、「足」を付けたような気がするがなあ・・・)
さっそくボンネットを開けて「患部」を探す。
焼損したのは、どうやらLチャンネルのパワートランジスタのベース抵抗のようだ。
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焼損したのは、どうやらLチャンネルのパワートランジスタのベース抵抗のようだ。
すぐそばのドライバトランジスタのベース抵抗も何となく色あせているような気がしたので
指先で軽く捻ってみると真っ二つに割れた。
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指先で軽く捻ってみると真っ二つに割れた。
ドライバトランジスタのベース抵抗が割れるほどの電流が流れたとなると、
パワートランジスタも無事だとは思えないので取出してチェックする。
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パワートランジスタも無事だとは思えないので取出してチェックする。
過去にも取外されたことがあるのか取付ビスの内の1本、頭がナメたようになっていた。
パワートランジスタは2ペアとも予想通りベース・コレクタ間がショートして、Hfeは
測定不能状態。
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パワートランジスタは2ペアとも予想通りベース・コレクタ間がショートして、Hfeは
測定不能状態。
ドライバトランジスタ2SA913/2SC1913もチェックした。
過大電流で劣化したのか、Hfeは15と20しかなかった。
その前段らしい2SA914/2SC1953は2SA914がショート。
たぶんこのことがドライバ段とパワー段を道連れにしたのではないだろうか。
パターン面を見るとハンダが新しい。
「ハンダブリッジ」かも・・・・・
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過大電流で劣化したのか、Hfeは15と20しかなかった。
その前段らしい2SA914/2SC1953は2SA914がショート。
たぶんこのことがドライバ段とパワー段を道連れにしたのではないだろうか。
パターン面を見るとハンダが新しい。
「ハンダブリッジ」かも・・・・・
部品箱には2SB557/2SD427は1ペアしかなかった。
もちろんマランツのロゴは付いていない。
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もちろんマランツのロゴは付いていない。