Quantcast
Channel: アンプとインプとの日々
Viewing all articles
Browse latest Browse all 822

マランツ Model 170DC

$
0
0
「メーターの振れがおかしい」「ブロックコンデンサがお漏らし」に続いて同じ個体が
また作業台に戻ってきた。
三度目の今回は「内部から煙が出た」ということらしい。
(前回、「足」を付けたような気がするがなあ・・・)
イメージ 1



さっそくボンネットを開けて「患部」を探す。
焼損したのは、どうやらLチャンネルのパワートランジスタのベース抵抗のようだ。
イメージ 2



すぐそばのドライバトランジスタのベース抵抗も何となく色あせているような気がしたので
指先で軽く捻ってみると真っ二つに割れた。
イメージ 3



ドライバトランジスタのベース抵抗が割れるほどの電流が流れたとなると、
パワートランジスタも無事だとは思えないので取出してチェックする。
イメージ 4



過去にも取外されたことがあるのか取付ビスの内の1本、頭がナメたようになっていた。
パワートランジスタは2ペアとも予想通りベース・コレクタ間がショートして、Hfeは
測定不能状態。
イメージ 5



ドライバトランジスタ2SA913/2SC1913もチェックした。
過大電流で劣化したのか、Hfeは15と20しかなかった。
その前段らしい2SA914/2SC1953は2SA914がショート。
たぶんこのことがドライバ段とパワー段を道連れにしたのではないだろうか。
パターン面を見るとハンダが新しい。
「ハンダブリッジ」かも・・・・・
イメージ 6



部品箱には2SB557/2SD427は1ペアしかなかった。
もちろんマランツのロゴは付いていない。
イメージ 7


Viewing all articles
Browse latest Browse all 822

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>