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Channel: アンプとインプとの日々
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オンキョー M-508

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大型メータ付重量級を作業台に運び上げた。
多少の汚れはあるが、ほとんど錆や傷はなく、状態は悪くなさそうだ。
現状は「電源は入るが、片チャンネルからしか音が出ない」ということらしい。
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サイドウッドと天板を外し、内部観察から始める。
ホコリの堆積はあまり多くなくこれまでいじられた様子もない。
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底板も外して同様に観察。
大きな基板も部品交換などの跡はないように見える。
詳しく見ると小さなハンダ割れが多発していたため、まずはハンダ付けをやり直した。
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現状確認のためCDプレーヤーをつないで電源を入れてみた。
SEPPの中点には両チャンネルともに信号が届いていたためリレー接点の接触不良を疑う。
リアパネルを外し、スピーカー端子の載った基板とともにリレー搭載基板を取出した。
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使われていたリレーは同じものが3個。
予想に反し、接点はそれほど汚れていなかった。
いつものように消しゴムで磨いて処置。
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リレー接点の汚れはまずまずだったが、スピーカー端子取付基板のハンダ付けが不完全だった。
黒いプラスチック部分が基板の所定位置にきちんと収まっていないままハンダ付けされたらしい。
スピーカーケーブルの荷重でハンダ割れを起こしたようなのでハンダ付けをやり直した。
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両チャンネルから音が出るようになったのでアイドリング電流を調整し、15mVにセットした。
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メーター照明の明るさが左右で違うように見えたため電球をチェックする。
緑色のキャップをかぶった「PL883(PL884)」が断線していた。
同スペック・同形状の電球は手に入りそうにないので、緑色と橙色の電球を入換えて対処。
イメージ 8


両チャンネルから問題なく音が出て、メーターも振れている。
小出力でも大型メーターの針が大きく振れるのは見ていても楽しい。
イメージ 9

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