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Channel: アンプとインプとの日々
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TOA 業務用機 P150D

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以前から気になっていた業務用機を「部品取り・ジャンク品」として頂けることになった。
電源を入れる前にさっそく天板を開けてみる。
内部は中央に電源トランスが鎮座、左右にパワーアンプを配置。
イメージ 1


大きく重そうな電源トランスはカットコアタイプ。
パワーアンプユニットは左右対称ではなく、全く同じ物が使われていた。
イメージ 2


業務用としてラックに入れて使われるためか「足」が付いていない。
手持ち品の中から30φのゴム足を使う。
イメージ 3


まずLチャンネル分のパワーアンプユニットを取出し、観察から始める。
左右同じユニットなので、Rチャンネル分は取付時これと上下が逆になる。
リレーは珍しくと言うか、いかにも業務用らしいというか、ソケットにセット。
イメージ 4


「リレー倉庫」をごそごそしてみると、未使用の同型リレーが1ケース(10個入り)
丸まま残っていたため、いつものような清掃はせずに交換することにした。
イメージ 5


両面スルーホールの基板と放熱器を分離してハンダ面をチェック。
パワートランジスタはどれも再使用可能だった。
イメージ 6


目視点検の結果、明らかな不良と思われるものは見つからなかったが、やや怪しげな
コンデンサとトランジスタを取出した。
両面基板のため取外しはかなりてこずる。
発熱の影響か、2SB649Aは本来の黄緑色から茶色っぽく変色していた。
少々耐圧は低いが、東芝製2SA1358/2SC3421を試してみる。
イメージ 7


パワートランジスタのシリコーングリスを塗り直し、筐体内に戻して電源を入れてみた。
スライダックの電圧がAC80Vほどでリレーの作動音が聞こえ、プロテクトランプが消灯。
CDプレーヤーから信号を入れるとシグナルランプが点灯した。
イメージ 8


スピーカー端子にテスターをつないでオフセット電圧を確認。
両チャンネルともに、ほぼゼロに保たれていた。
もちろん音も問題なく出ているが、家庭用としては電源トランスの「うなり音」が
ちょっと気になるレベルかもしれない。
イメージ 9
先月、「中華デジアン」を頂いたばかり・・・・・
今月は欲しかった業務用機・・・・・今年はいい年になりそうだ。

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