October 14, 2018, 4:48 am
ヤマハ機はひとまず動作するようになったので試聴を続けながら「次」を楽しむ。
ちょっと見た目は何となく無線機のような風貌だ。
現状は「AUX入力で音が出た」「途中でプロテクタが作動し、出なくなった」
と、いうことらしい。
現状確認のため、AUX入力からCDプレーヤーの信号を入れて音を出してみた。
両チャンネルとも、しばらくは鳴っていたが突然リレーの作動音が聞こえ、
音が途絶えた。
数秒後には再びリレーの作動音と共に音が出るようになったが長続きせず、
リレーのオン・オフを不定期に繰り返す。
バリバリノイズが原因でプロテクタが作動するケースはこれまで経験しているが、
前触れなくプロテクタが作動するのは、中点電位が安定していないのかもしれない。
ボンネットを開けると左側に電源トランスの代わりにパルス電源ユニット。
出力の割に重量が軽かったのはこれのおかげかな・・・・・
内部はあらかじめホコリは除去してもらったようだ。
この部分がパワーアンプとプロテクタ回路らしいが、足の黒くなったトランジスタが
いくつも見える。
底板が外せる構造ではなく、一部だけ開口部があった。
パワーアンプ部分の部品交換はここから問題なくできそうだ。
パワーアンプ基板のハンダ面にアクセスし、まずは目視点検。
ハンダ割れなどは見つからなかった。
足の黒くなったトランジスタを全て取出した。
使われていたのは、日立製の2SA844とソニー製の2SC1363/1364
hFEを測ってみると、2SA844は400程度、2SC1363/1364は450~500ほど。
2SA844の代わりには2SA1015GRからhFEの高いものを選別、2SC1363/1364の代わりは
2SC1815BLを使うことにした。
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October 17, 2018, 7:00 am
取外したトランジスタをチェックしていたら、リレー駆動用の2個だけhFE値が他とは
極端に小さいことが分かった。
代替品に交換することで保護回路が安定したのか、動作中にリレーの作動音が
聞こえることはなくなったので、スピーカー端子でオフセット電圧を調整。
両チャンネルとも優秀な数値にまで追い込むことができた。
メーターの振れが中央くらいまで音量を上げても保護回路が作動することはないが
極小音時にLチャンネルの音がカスレ気味・・・・・
リレー接点の汚れを予想し、取出して消しゴムで磨いたが、あまりはっきりとした効果なし。
オフセット電圧は問題ないのでアイドリング電流をチェックしてみると左右が揃っていない。
Rチャンネルはテストポイント電圧が12㎷なのに、Lチャンネルは10㎷を指したままで、
調整用半固定抵抗いじっても全く変化しない。
半固定抵抗はチェックの結果問題なさそうだったので、とりあえずブロックコン以外の
コンデンサを全て新品に交換してみた。
理由は分からないが、調整ができるようになったのでRチャンネルと同じ12㎷にセット。
これで「完了」としたいが、ヘッドホンでは何となくざわついたノイズのようなものが聞えるようだ。
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October 19, 2018, 5:59 am
前回のオイル交換から5000キロを超えたので、半年ぶりの作業。
「トライアル」で購入した4リットル1000円以下のオイルとドレンパッキンを用意。
今回はオイルフィルターも交換する。
モノタロウブランドのオイル処理ボックスは同じ4.5リットルの容量なのに箱が小さくなっている。
これでちゃんと吸取ってくれるのかな~と思っていたら、やっぱりうまく受けることができず、
大半を地面にぶちまけてしまった。
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October 20, 2018, 4:36 am
通常の音量では問題ないが、どうしても小音量時Lチャンネルの音が歪むようなので
もう一度チェックをやり直す。
ボリュームを上げると一時的に解消するため、リレー接点の汚れが原因と思われるが
接点のメンテは既に済ませているし・・・・・
リレー接点が原因ではないとすると、スピーカー切換スイッチのメンテも必要かもしれない。
スピーカー切換スイッチにアクセスするためにフロントパネルを外す。
フロントパネルを外してサブパネルを手前に引き出してようやくスピーカー切換スイッチの載った
基板を取出すことができた。
ハンダを吸取ってスイッチを取外し、接点を清掃する。
予想どおり固定接点の前後はかなりの汚れ方だった。
手間がかかった割には効果なく、やはり小音量時でひずみが出たりする。
「ガリ」が出ているわけではないが、面倒ついでにボリュームも取出して抵抗値の変化をチェック。
前が100KΩx2、うしろが10KΩx2の4連ボリュームだった。
ボリュームを取外したので、その周りのコンデンサも手持ちがある分だけ新品に交換した。
プリアンプ部分には例の日立製ICが使われている。
ノイズ源になる前に、頂きモノの「HA1457W」に交換しておこう。
これまでの作業はことごとく効果なく、けっきょくリレーに戻ってきた。
無駄かもしれないが、接点をもう一度念入りに磨いてセット。
効果があったのか、小音量時でもLチャンネルの音が歪んだり出なくなったりすることもなく
動作しているようだ。
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October 23, 2018, 4:51 am
オリジナルのパワートランジスタ2SD155をお譲りすることにして、
代わりにモスペック製の新品2N3766が送られてきた。
付属品として、灰色のシリコンラバーシートTO-3用が付いてくる。
合わないものを付けてもらってもなあ・・・・・
コレクタ電流を50㎃流して、hFEを測ってみた。
40~100と、けっこうなバラつき具合だ。
2SD155を取出した跡に取付けて動作を確認。
hFE40と75を組合わせたRチャンネル分がかなりの発熱になった。
アイドリング電流は標準値の3倍を超えている。
調整用の半固定抵抗を新品に交換して再調整をやってみよう。
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October 24, 2018, 6:21 am
ヤマハCA-800兇肇愁法TA-F5を「完了」として、部品待ちになっていたパワーアンプを
再び作業台へ。
電源を入れる前に、とりあえずこのプラグだけは交換しておいた方がよさそうだ。
ソニー製のパワートランジスタ2SD45は全てトランジスタソケットを使って取付けられているが
ベース&エミッタピンがソケットにハンダ付けされている。
(ソケットの意味ないじゃん!)
当時のソニー製トランジスタは「永久保証」だったらしいからこれでいいのかな・・・・・
定電圧電源基板から部品交換を開始。
「SOSHIN」のマークのあるマイカコンデンサの容量はほとんど変化なかった。
6ヶ所のドットの色で容量などを表示しているらしいが、読み方がよく分からない。
(回路図上では100PFになっていた)
抵抗ひとつひとつさえ取付は「いい仕事」しているので交換作業は非常に手間取る。
ぼちぼち楽しむことにしよう。
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October 29, 2018, 5:24 am
基板は部品面もパターン側にもトランジスタや抵抗、コンデンサなどの表示が一切なく、
部品交換作業がなかなか捗らない。
保護回路には「謎のジャンパー線」もあるし。
これでは1.2KΩの抵抗をショートさせることになるが・・・・・
0.5Ωのエミッタ抵抗は抵抗値に問題がなかったので、再使用することにして
片チャンネル分の部品交換がようやく終わった。
(半固定抵抗がまだだな・・・)
ソリッド抵抗は全て表示よりも変化していたのでカーボン抵抗に交換する。
もちろんコンデンサもチェック。
ほとんどが2倍以上の容量に変化していたため全数交換することにした。
初段トランジスタは品番表示がなく、青と黄のドットだけ。
側面に赤のドットもあった。
金メッキのリボン状リード線が使われていたりして再使用してみたい気もするが
やはり劣化が気になる。
hFEの測定値は212だったが、正常なのかどうかも不明だし・・・・
初段には手持ち品中から2SC2458のYランク品を使うことにした。
ドライバ段のPNP側はソニーのハウスナンバー品なのかな?
代替品が見つからないので再使用してみることにしよう。
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October 30, 2018, 5:58 am
保護回路とRチャンネル分のパワーアンプ基板の部品交換が終わったので
Lチャンネル分にとりかかる。
その前に電源コードを取っ払ってしまおう。
引き出し部分から中の銅線が見えているので、この部分でカットする。
電源コードを取出すと、作業台の上での取り回しがぐっと楽になる。
それにしても昔の電源コードは長い。
測ってみたら、3メートル以上もあった。
ハトメにつながるリード線を全て外して、Lチャンネル基板を取出した。
こっちも見たところ焼損した部品は無さそうだ。
Rチャンネル分だけでなく、やっぱり350㎌10WVのコンデンサは「ボコボコ」になっている。
テスターではコンデンサではなく、逆向きに接続された2個のダイオードと表示された。
容量がヌケたり増えたりするだけでなく、こんな劣化の仕方もあるのか・・・・・
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November 2, 2018, 5:31 am
実家から戻って、ソニーのパワーアンプの抵抗交換作業を続けようとしたら、
きょうのローテーション機が不調だ。
小音量ではRチャンネルから音が出ていない。
ボリュームを上げると両チャンネルから音が出るようになるので、
リレー接点の接触不良と予想。
リレーの載った基板を取出すには、大きなコンデンサを固定しているステーと
茶色のブロックコンデンサ2個を外す必要があるようだ。
リレーの載ったスピーカー取付基板を取出した。
同シリーズのESXやESR機と比べると小型のリレーが使われている。
ハンダ面を見るとリレー部分だけが新しい。
記事にはしなかったし、どうやら取外したことを忘れてしまったらしい。
クロスバーツインの接点はかなり小さい。
テスターでのチェックでも導通は良くなかった。
接点を消しゴムで念入りに磨いて、リレークリーナーで処置を済ませて効果の確認。
動作中は放熱器がかなり熱くなるのでアイドリング電流も再調整する。
基板にはテストポイントで30㎷の印字があるがちょっと少な目にしておこう。
やっぱりちょっとしたことでも記録のために記事にしておいた方がいいな。
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November 3, 2018, 6:14 am
秋晴れの今日はキッチンの床板を貼り替える。
幅150センチの食器棚を二人がかりで何とか移動させ、床下収納庫も一時避難。
合板製に突板仕上げの古い床板はスクリュー釘と接着剤を併用しているので、
剥がすだけでも大変だった。
新しい床板はヒノキの無垢材でこれまでのものとは厚みも違う。
1/3ほど貼り終えたところで夕食の準備ということになり、今日はこれで終了。
膝をついての作業・・・慣れない姿勢でけっこう疲れた。
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November 4, 2018, 4:41 am
床板の貼り替えは順調?に進み、最後の一列と床下収納庫のフタ造りを残すのみ。
これが一番手間がかかるかも・・・・・
大昔に購入した「コーナン商事」オリジナルブランドのジグソー。
無段変速なのに、どうも調子がイマイチ。
よく見ると、いつのまにか大きな亀裂ができていた。
やっぱり買換え時かな?
使う機会はそんなに多くはないが・・・・・
いつになったら「避難生活」から、普段どおりキッチンが使えるのやら。
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November 10, 2018, 4:25 am
介護やキッチンリフォームなど、何かと忙しい日々の中、きょうは「日常」を楽しむ。
お気に入りのサンスイ機のリレー音がまたまたおかしくなった。
前回、電源オン時にリレー作動音が3回聞こえる症状を解消できたはずだが、
今回はより症状が重いのか「カッチン・カッチン・コン!」と、5回も鳴っている。
前回は抵抗を一個交換しただけでオフセット電圧はチェックしていなかったはずなので
底板を外して、確認しておくことにした。
パワーアンプのSEPP中点からリレーにつながる端子にテスターを当てて準備。
電源を入れた直後もオフセット電圧はわずかで、両チャンネルともに2~3㎷に収まっている。
オフセット電圧が正常となると、プロテクタ回路自体が原因かもしれない。
定電圧電源回路/プロテクタ回路基板上のトランジスタをチェックしてみる。
プロテクタ回路は2SC945が3個。
測定してみると、どれも不良とは思えない。
取出しにくい基板だったので、この際、定電圧回路を含め全トランジスタを交換しておく。
2SC945の代わりには2SC1815GRが使えるだろう。
定電圧回路はオリジナルの三菱製ではなく、NECの2SA992/2SC1845に交換されているようだが、
かなり古いことのようなので新品を使うことにしよう。
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November 13, 2018, 4:02 am
きょうのローテーション機はいつもどおりの立ち上がり。
電源オン時の「ぱっつんノイズ」があいかわらず出ている。
動作には問題なく、電源オフ時にはノイズが出ることはないが、
いじったのはかなり以前なので再チェックしてみる。
ドライバ段以外のトランジスタ、コンデンサ、半固定抵抗は既に交換済み。
初段まわりの抵抗を交換してみることにする。
オフセット電圧は7年前にいじった際と同じ両チャンネルとも30㎷くらいのまま。
この程度の電圧では「ぱっつんノイズ」は出ないはずだが・・・・・
リレーのディレータイムもそれほど短くはないのに・・・・・
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November 16, 2018, 4:48 am
薄型の高級プリアンプにしては深さのある段ボールで届いた。
分解したものの、元に戻せなくなったということで、外装ケースが外れたままになっている。
電源スイッチのレバーがやや右に曲がっているようだ。
段ボールには充分な緩衝材が入っていたので輸送事故ではないだろう。
他のレバーはちゃんと水平に取付けられているのだが・・・・・
とりあえず反対向きにして、部品面を目視チェックしていく。
最近交換されたらしいオーディオ用コンデンサがいくつも見える。
けっこうな量の接点復活剤が吹込まれたのか、内部はテカテカに光っている。
高そうな黒いSOSHIN製のコンデンサまで濡れているのは何故だ?
(かなりイヤな予感・・・)
青いケースを外してみた。
シールドケースかと思ったが、プラスチック製だった。
何か意味があるのかな?
プラスチックケースを止めていたネジは合計10本。
紛失したのだろうか、なぜか3本だけ違うものになっている。
だいぶテンションが下がり気味だが、気を取り直してパターン面を点検。
さっそく見つかった「パターン剥がれ」
「角(ツノ)ハンダも多数」
イコライザ段と思える部分には垂直に小さな基板が実装されていた。
ここでも取外し、あるいは再取付け時にパターンを剥がしたらしい。
ご丁寧に両チャンネルともに・・・・・
パターン剥がれを起こしているだけでなく、ハンダ屑もそのまま放置されている。
今にもショート事故が起きそうだが・・・・・
部品交換されている割にはハンダ割れの修正はほとんどされていないようだ。
このトランジスタはハンダ割れだけでなく、ハンダが黒く煤けたように変色してしまっている。
部品面もざっと目視点検。
抵抗が2本、焼けているように見える。
もう片方のチャンネル分を見ると330Ωのようだ。
茶色の帯が黒く変色して、33Ωに見えてしまう。
D438は足が3本ともぐにゃりと曲がってしまっていた。
どうやら青いプラスチックケースを取付ける際に押しつぶされたらしい。
なかなか電源を入れるどころではないな・・・・・
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November 17, 2018, 4:59 am
ハンダ付け部分がススけて、ハンダ割れも起きていた2SB560を取出してチェック。
測定値は17にまで低下、不良が確認できた。
対する相方の2SD438は172を示すので特に不良ではなさそうだ。。
2SB560の不良が確認できたので代替品として2SA965/2SC2235を使う。
外形は少し小型だが、最大電圧・電流ともに上位なので問題は無いだろう。
焼けたように見えた330Ωとその周辺の2SA1015Y/2SC1815Yも取出した。
2SA1015Y/2SC1815YはどれもhFE値は正常だった。
330Ωも測定値は問題なさそうだが、新品のカーボン抵抗に交換。
2SA1015Y/2SC1815Yも手持ち品があるので新品を使う。
問題ありそうな部品を交換、ハンダ割れもある程度修正できたので、
一度電源を入れてみることにした。
この機種は電源の一次側も二次側にもヒューズが入っていない。
「安全装置」はトランス内蔵のヒューズだけらしい。
ショート事故を防ぐためにも、やっぱり一次側にヒューズボックスを入れてから
実験することにする。
部品箱には1A以下のヒューズがないので、「警報ヒューズ用ヒューズ線」と表示のある
細い線材を使ってみる。
耐電圧は不明だが、テストでは1A足らずで切れることが確認できている。
切れてしまったが、捨てずに取っておいた管ヒューズにヒューズ線を沿わせてハンダ付け。
0.3Aのヒューズとして使う。
電源スイッチをオンにして、「赤いコンデンサ」に掛かる電圧をチェック。
ラインアンプ用の方は±27.2Vが確認できた。
右側のフォノアンプ用の「赤いコンデンサ」には電圧が全くかかっていない。
定電圧電源回路用の制御用トランジスタにも電圧は掛かっていなかった。
細長い鉄製ケースに2個の電源トランスが入っているらしいので、二次側の引出し線の
AC電圧をチェックする。
赤・黒・赤の引き出し線は問題なかったので、画像では見にくいが続いて青・灰・青の
引出し線にテスターを当てる。
テスターのAC電圧レンジはほぼゼロボルトのままで、出力電圧を確認できなかった。
どうやら片方の電源トランスの内蔵ヒューズが切れているらしい。
こうなると、電源トランスの交換以外に方法がない。
「万事休す」かな・・・・・
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November 18, 2018, 4:38 am
2個の電源トランスの内、1個から二次側電圧が出力されていなかったので、
別のトランスから電源を供給してみることにした。
部品箱をゴソゴソ探すと、タムラ製のカットコアトランスが見つかった。
二次側のタップは16V-0-16V 180mA がある。
やや電圧は低いかもしれないが、実験してみる価値はあるだろう。
0V-100V のタップに昨日のヒューズボックス付き電源コードを取付け、
16V-0-16V タップにはブリッジダイオードを取付けた。
必要ないかもしれないが、100㎌50Vのコンデンサもパラにして・・・・・
コンセントに差込んでみると、ブリッジダイオードからは51.1V(±25.5V)が出力された。
(コンデンサの耐圧を超えとるな・・・)
±25.5Vあったブリッジダイオードからの電圧は「赤いコンデンサ」に繋ぐと
±17.5Vになった。
規定の±20Vには届いていないが、この状態でアンプ側にも電源を入れてみた。
CDプレーヤーの信号をリアパネルの「DAD」に入力して試聴。
ヘッドホンからは、ほとんど問題なく両チャンネルともに音が出て、CD1枚を
終了するまで気になるようなノイズなども無かった。
「イケるかも・・・」と、レコードプレーヤーでも試聴。
タムラ製のトランスはほとんど温度上昇も無い。
どうやら電源トランスさえ手に入れば「完了」できそうだ。
「にっぽんばし」へ探しに行こうかな。
部品探し、実験の準備、確認作業・・・修理よりはるかに手間がかかるなあ。
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November 19, 2018, 4:25 am
電源トランスが収められているケースのふたを開けて取出してみる。
赤・黒・赤 の配線を基板から外して裏返しに・・・
内部には2個のトランスが収められ、1個は24ミリで、もう一つは30ミリと、
コアの厚みが少し違う。
キャラメル色の樹脂は石のように固く、トランスだけを取出すのは無理だろう。
トランスケース横にはスペックシール。
46V 19VA ということは、23Vのセンタータップ付きで電流容量は0.2Aくらいかな。
2個入りのトランスを取出したあとのスペースは、長さ147ミリ・幅63ミリで
深さは40ミリしかない。
汎用品のトランスをここに収納するには、高さ40ミリがネックになりそうだ。
電磁シールドのこともあるし、代替トランスは見つかるかなぁ・・・・・
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November 27, 2018, 3:47 am
25日、泊りがけで大阪市内に出かけた際、もちろん「にっぽんばし」にも寄り道して
ヤマハプリアンプに使えそうな電源トランスを購入。
箱入りではなく、「プチプチ」でパックされた簡易包装だった。
「共立」の通販ページで見た同じトランスの台座寸法は「65ミリ角」だったはずだが、
デジットの売場で見て55ミリなら「これ幸い」と、ここで買うことにした。
品番からも、たぶん「共立」と同じもののはずだが、とりあえず台座寸法を確認。
実測値は残念なことに65ミリ角だった。
シールされたプチプチを開いて中身を取出す。
新品のはずなのに、何なんだ このシミは・・・・・
ちょっと埃っぽいようにも見えるし・・・
封入されていた紙片を見ると、「寸法サイズは大体の目安サイズです」だとぉ・・・
10ミリ違いは大きいどっ!
トランスのサイズに比べて、リード線は邪魔になるくらい長く引き出されている。
アンプの電源ケース部分に当てがってみると、やっぱり台座が2ミリほど大きく
このままでは入らない。
台座部分をヤスリで削ることにしたが、アルミと違って鋼板は硬く、「手工業」は
たいへんだ。
大型のベンチバイスや、最も目の粗いヤスリがあったらなあ・・・・・
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December 1, 2018, 4:01 am
実家から戻って、きょうは「日常」を楽しむ。
台座をゴリゴリ削るのにちょっと疲れたので、コイル部分をケースに入れてみた。
あまり余裕はないが、何とか納まりそうだ。
非常に手間取ったが、2枚とも片側を2ミリほど削り終えてケースに当てる。
これなら入りそうだと思ったのだが・・・・・
もうひとつ「障害」が残っていた。
ケース内に「折り返し」があって、この厚み分だけまだ台座を削る必要がある。
なかなか思い通りにはいかんなあ・・・配線はうまくいくかな。
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December 2, 2018, 3:57 am
2ミリ削った反対側を1ミリ削り、やっと台座をケースの底(天井?)にセットすることができた。
あとは取付穴をドリルで開けるだけ。
2個のトランスに台座を取付けてケース内に収めてみた。
配線しやすい方向にコイルの向きを調整して・・・・・
トランスケースのフタがトランスのボルト・ナットに接触しないかクリアランスを確認。
なんとかレアショートしないくらいのスキマは確保できている。
電源トランスからの配線はハンダ鏝の先が届かず、作業が非常にやりにくい。
この3本のポストに二次側巻線のリード線をハンダ付けするためには、電源スイッチ・
手前のコンデンサ・赤/白リード線のコネクターなどが邪魔になる。
トランスケースに台座を取付けるための孔を開けようと、基板から切り離そうとしたが、
取付けネジが緩まない。
「ネジザウルス」でもうまくいかず滑ってしまう。
「電源トランスの載せ替え」・・・文章にすると、たったこれだけのことに、
いったいどれだけ手間がかかるねん・・・・・
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