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Channel: アンプとインプとの日々
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エレキット TU-870R

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ギターアンプと同じサイズのダンボールを開けると、またまた真空管アンプ。
エレキットというブランドの小型シングル出力アンプだった。
現状は「片チャンネル鳴らない」「スイッチオンオフの配線が断線」
「基板焼けた跡があり、抵抗ぐらつく」というもの。
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採用されている真空管は「エレクトロ・ハーモニックス」ブランドの6BM8(ECL82)が2本。
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内部を観察するために底板を開ける。
シャーシーの大きさに比べて大型の足はかなり高級そうなもの。
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配線は大小2枚の基板で構成。
酸金抵抗のあたりは基板が茶色く変色している。
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スピーカー端子への配線はあまりうまくない。
NF回路らしい2芯シールド線は「ちょん付け」
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白くこんがりと焼けて印字が見えなくなった酸金抵抗はカソード抵抗のようだ。
軽く押してみるとグラグラするので、「パターン剥がれ」かも知れない。
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基板への配線を全て外してシャーシーから取出した。
カソードのパスコンはオーディオ用に交換されたもののようだ。
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白く細いリード線が1本ちぎれていた。
このスイッチは2系統の入力を切換えるためのものなので、
片チャンネル音が出ない原因は恐らくココだろう。
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真空管ソケットはパターン側から取付けるようになっていた。
平滑コンデンサには見慣れた赤いフィルムコンデンサがパラに追加されている。
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ソケットは久しぶりに見る信頼の国産ブランド。
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とりあえず基板上の部品を全て取外してチェックする。
せっかくのオーディオ用コンデンサの実測値は、約150μFと180μFになっていた。
原因は不明だが、新しいものに交換したほうがよさそうだ。
イメージ 11

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