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Channel: アンプとインプとの日々
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テクニクス SU-3500 2台目の続き

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ブロックコンデンサの電圧は、やはりコレクタ電圧と同じ±0.4Vしかない。
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ブリッジダイオードの不良も考えられるなあ。
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電源トランスからブリッジダイオードへのAC電圧をチェックしてみるとゼロ。
まさか二次側巻線の断線か?
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ここで、電源スイッチを入れた際、リレーの作動音が聞こえたことを思い出した。
いつもの、というより、ほとんどのアンプがそれで正常なのだが・・・・・
この機種は異常が発生した場合、スピーカーを切り離すのではなく±B電源を
リレーで遮断するようになっていたはずだ。
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せっかくだから、接点の清掃だけはしておこう。
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スライダックを使って一次側の電圧を徐々に上げていくと、AC70Vくらいでリレーが作動し、
オフセット電圧がゼロになる。
ゼロになる直前の電圧はLチャンネルが16.5mV、Rチャンネルが50mVで、どちらも保護回路が
働くような電圧ではない。
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オフセット電圧に異常がないのにリレーが作動するとなると、保護回路そのものが
怪しいということになる。
2SC1318を2個とコンデンサをチェックしてみたが特に異常は見つからず。
(33μF25Vは一度取外されたような痕跡があった)
リレー駆動用のトランジスタはリレーが作動するので問題はないだろう。
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パターン面を目視点検していくとパターンが切れたような部分が見つかった。
わざわざカットしたようには見えないが・・・・・
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hFEの実測値が150程だった2SC1318を2SC1815のYランクに交換。
コンデンサも手持ちの105℃品に交換して電源を入れてみた。
リレーの作動音は聞こえず、ブロックコンデンサには±39Vが掛かった。
イメージ 9



何度か電源を入れてみたが、リレーは作動しなかったためスピーカーをつないで再度試聴。
トム・ペティのベストアルバムの1曲目、「アメリカン・ガール」が良い音で聴こえ出した。
イメージ 10


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